Field Boots Making

f:id:hynm_yamazawa:20180210223433j:plain

ビスポークブーツ職人の白樫さんと「Field Boots」製作がスタートしたのが、2017年4月のこと。「そんなに前だったんだ、、、」とブログを見ながら思い返す。

 

デッサンから木型をおこし、プロトタイプを作ってから修正を入れて、サイズサンプル作成までの1コマ1コマを非公開のブログにしていました。

この非公開ブログを2人の進捗状況の報告ツールとして使っていたのです。題して「Field Boots Making

 

その頃はもっと「くだけた言い回し」だったのですが、さすがにこのまま公開するのは恥ずかしい。ともするとお客様が読んだ時に「気持ち悪いんじゃないか?」おっさんが2人で、、、ということで、ヤバい言い回しは「世間体」を気にして修正しました。

f:id:hynm_yamazawa:20180210223410j:plain

この度、ブーツの完成とともにブログ公開した次第です。

しかしこのブーツ、本気度が高い結果、値段も少し高い。果たして、セレクトショップ様でお取り扱いいただけるのか、、、

*登場するカラーはブラウンですが、カーキも現在製作中!

 

 

工場生産が悪い訳ではない。それは進化と言うべき画期的な製造方法だと思います。しかし、人類が考案した量産型の製造方法の多くは「ハンドメイド」を原点に置いているのもまた事実。「ハンドのような履き心地」や「ハンドのような耐久性」を目指して。

ハンドメイドに及ばないのであれば、いっその事「本物」を履きたくなる。
まして、Fieldで使用するならなおのこと。身を任せるに相応しいものでありたい。

よほどの大惨事がこのブーツに起きない限り、このブーツは修理を繰り返しながら履き続けることができる。こうしてエージングとともに「味わい深さ」が出てくるものだ。

消費の時代だからこそ「本物」を見極めたい。と、私は思うのであります。

 

「Field Boots」は白樫氏監修の元、日本のハンドメイドに拘って製作されています。

 

 

真打ち登場!

雑誌HUNTさんで連載をしてきたShooting Vestが上がってきました!

f:id:hynm_yamazawa:20180204232520p:plain

いや〜 構想から1年、長かったですね、、、

アメリカの綿原料を浜松で生地にしてから岡山で縫製し、業界有識者にご意見を伺い、フィールドテストを経て、修正を繰り返しながらもようやく完成しました。

紙面でオーダーいただいたお客様、大変お待たせしました!
あと、僅かですが一部セレクトショップさまでのお取り扱いもございます。

f:id:hynm_yamazawa:20180204232506p:plain

このベストは射撃はもとより、街着としても使えるように従来のShooting Vestとは一線を画した設計がなされています。(テクニカル面に関しては『Shooting Vest』をご参照くださいませ)そして、これからの季節はキャンプなどにも良いのではないでしょうか。

 

そうそう、女性のお客様からも多くのオーダーをいただきましたよ。
なんでも、レディースファッションのトレンド要素にこういったテイストがあるんだとか。

 

Shooting Vest お取り扱いセレクトショップ

試作革完成/閲覧注意!

閲覧注意!
このページには試作革を製作する過程において

その模様をお伝えするために
必要最低限の解体写真が含まれています。
ご注意ください!

 

日々、廃棄されている「動物の皮」に疑問を抱き、獣皮の有効活用をするべく「新たなるプロダクト製作」の模索がスタートします。 

 

基本的に、マーケットに流通しているレザー商品は「革用に飼育された」動物の皮なのです。
ですから「虫さされ」や「傷」などが無く、美しい革となるのですが、自然界の動物はどうなのでしょうか?

 

「見たことがないんです」

 

おそらく、レザーに長く携わられている方も「見たことがない」という人が多いと思います。何故ならば、流通していないからですね。

f:id:hynm_yamazawa:20180130214532j:plain

これが「自然界の革」です。ところどころ虫食いのように穴が開いています。
これでは不均一すぎて、製品を作るのが難しいのです。そういった理由で有効化できずに毎日廃棄されている現状があります。

「これをなんとかできないか?」

f:id:hynm_yamazawa:20180130214525p:plain

昨年12月の中旬、静岡県にて約120kgほどの猪の皮を解体後に採取しました。

この時期の猪は「脂」が美味い。ということで、解体場では脂の取り残しがないように綺麗に「皮むき」が行われます。

写真は部位ごとに分解が進行している段階で、下に敷かれているのが「皮」です。

 

この皮を「鞣す」ために出荷するのですが、その前に処理しなければならないことがあります。

耳など、鞣工程に不要な部分を切除し、猪の場合は「ヨロイ」を外し、毛に潜むダニをある程度駆除すること。などの作業をします。

*猪のヨロイとは、肩甲骨付近にある最も硬い皮下脂肪の塊のこと。これは正にヨロイの名に相応しい防御の要。基本的には戦いの際に身体を防御するためのものでしょう。
例えば、鳥撃ちに行って猪に遭遇したとする。手持ちの鳥撃ち用の散弾では、このヨロイを撃ち抜くことはできない。弾はヨロイを貫通できないのである。そんな時は撃ってはいけない。
また、日本では古くは竹刀の鍔にもヨロイを使ったんだとか。
ダニに関しては宿主の体温低下とともに離れるといいますが、この段階でもかなり付いていました。

f:id:hynm_yamazawa:20180130214540j:plain

待つこと1か月、ついに「皮」から「革」へと変貌を遂げました。今回はあくまでも試作革なので、色はついていません。

Wild Boar Skin(猪革)の表面をよく見ると、毛穴が3つ1組になっています。これはPig Skin(豚革)と同じ特徴です。それと、高級革として知られるPeccary Skin(ペッカリー革)も同様ですね。

 

クロムではなく植物タンニンを使用した鞣は最高の風合いを生み出していて、不安は全くありません。最高の素材と言えるでしょう。この鞣に関しては、その特殊さ故に、次回に詳しくご説明します。

 

しかし個体差を考えると、洋服などの裁断には向かないかもしれない。
思っていたよりも難題だ、、、さて、どうしようかな。

 

渓流シーズンの前に、

来るべき「解禁」を待ちわび、Troutを夢見る。

f:id:hynm_yamazawa:20180130220928j:plain

2018春夏、TAKE & SONSでは「Flyman」シリーズを中心に渓流釣りにフォーカスを当てたコレクションを展開しています。

 

秋冬の「狩猟」に対して、春夏は「渓流釣り」がフィールドライフの中心。
特に暖かい時期はバーベキューやキャンプなどと釣りを合わせて自然を満喫することができます。実に素晴らしい時間です。

 

そんなフィールドライフのスタイリングに、T & Sをどうでしょうか?
もちろん街でも着れますよ!

 

いずれもCASKETさんで販売中です!

 

f:id:hynm_yamazawa:20170813163841j:plain

f:id:hynm_yamazawa:20170813163834j:plain

f:id:hynm_yamazawa:20170813163835j:plain

J.S.Homestead 別注 Game Vest

J.S.Homesteadさんの別注モデルがまもなく店頭にお目見えします。

 

 

「Game」とは、HuntingやFishingの対象となる獲物のこと。

 

例えば「鳥撃ち」ではバードナイフで腸抜きを行った後、新聞紙などで包み「Game Vest」の背面ポケット「Game Pocket」に入れます。その時「羽根」がポケット口から飛び出していたら最高にかっこいい。

また、現代の渓流はギアの進化から装いも軽量でシンプルなものです。
必要なギアを前面ポケットに、背面ポケットにはウェアを入れて「源流」に向かいましょう。

そして「綿」は火の粉に強いことから、Campシーンにおいても「Game Vest」は活躍してくれることでしょう。

f:id:hynm_yamazawa:20180308205254j:plain

そんなフィールドギアが、アメリカのカジュアルウェアやビンテージウェアに精通したJ.S.Homesteadさんのスタイリングに組み込まれることによって、新たに「洋服」としての側面が生まれるのではないでしょうか。

 

この「化学反応」が、私は楽しみでならないのです。

 

T & Sのブランドコンセプトに「ヘビーデューティーと現代との接点」という表現があります。

私が追い求めているスタイルがここにあります。

 

 

*T & Sオリジナルのbeige・khakiに加え、yellow・red・blackの3色はJ.S.Homesteadさんの別注です。全5色展開です!

 

 

Game Vest

Price: ¥32,000 + tax

全国13のJOURNAL STANDARD店舗「J.S.Homestead」にてお取り扱い予定。

詳しくは各JOURNAL STANDARD店舗までお問い合わせください。

Mach5 & Mud Terrain

それは、クリスマスプレゼントのようなタイミングでやってきました。

f:id:hynm_yamazawa:20171223234814j:plain

発注していた「Mach5」ホイールがイギリスから届いたのだ。いつもより断然速い!
もしかして、このタイミングに合わせてくれたのかもしれない。だとしたら、粋な演出だ。

合わせるタイヤは当初、Cooper Discoverer「STT PRO Mud Terrain」を考えていたものの、わざわざ海外から持ってこなくても、、、ということで、BF Goodrich「Mud Terrain」を選択しました。

f:id:hynm_yamazawa:20171223235238j:plain

BF Goodrich/Mud Terrain 285 75 R16

 

新旧を並べてみると、随分と迫力が違う。
実はここ、一番初めに手を付けたかったところ。しかしながら熟考を要する場所故に、今日まで時間がかかってしまったのです。

f:id:hynm_yamazawa:20171223235349j:plain

まだまだカスタムの途中ですが、これでようやく70%くらいでしょうか。

私は「Defender 90」のショートボディが好きです。これは憧れかもしれない。
実用を考えれば「110」の方が車体が長く使い易いに決まっている。

 

フランスに住んでいた頃の欧州の路上で見た景色が忘れられない。
Off road carは決まってこの「90」だったのである。カスタムしまくった様は異次元のカッコ良さで、乗っている人もまた然りだった。この時のインパクトに恋い焦がれているのかもしれない。

f:id:hynm_yamazawa:20171223235433j:plain

ふと、左奥にタイヤが4本積まれているのが目に入りました。尋常じゃない太さです。

「この太さ、どこかで見たな、、、」

305 30 R20、、、懐かしのCarreraワイドボディ専用タイヤです!
以前乗っていた「Carrera 4S」もこのタイヤでした。

 

私のは1つ前の型でしたので「997型」現行は「991型」となります。
そうすると「991型 911Carrera」となるのですが、なんだか数字が紛らわしいですね。

Porche 911が4本のタイヤに対して、LR Defenderのタイヤは5本ですが、価格は半分です。
恐るべし911

 

忙しさのあまりお休みしていた「車屋」Blogも近日再開します!

タツに潜む。

本州で「四つ足の狩り」といえば、多くは「巻狩り」なのではないでしょうか。

巻狩りとは、犬と一緒に野生動物を追い込む「勢子(せこ)」と、それを迎え撃つ射手「立間(たつま)」この呼び名は地方によっても様々かと思いますが、大きくはこの2役によってなされるチームプレーです。

そして射手が先に山に入り、それぞれのタツ(ポジション)に到着するのを待って勢子が山に入ります。

f:id:hynm_yamazawa:20171219234643j:plain

「道なき道」を行くのも何回もやっていると、慣れてくるものです。不思議なもので「歩くべき道」がそれとなく見えてくるんですね。

渓流を登り、滑落しそうな場所をすり抜け、倒木の間を縫うようにして進む最中に発見する動物の「痕跡」を横目に、汗だくになりつつも到着。

 

普段は一眼レフでの撮影もここでは不可能です。壊れるかもしれませんし、何より装備が重くなるのは危険です。

f:id:hynm_yamazawa:20171219234739j:plain

ここは斜面なんですが、写真だと平地に見えますね、、、

アウトドアマン的にはバーナーでコーヒーでも入れたいところですが、そうもいきません。この場所のすぐ下には「寝ぐら」があります。

f:id:hynm_yamazawa:20171219234911j:plain

これです。猪でしょうか。

ここでは「絶対の安全」は存在しません。基本的に相手は人間よりも強いと思います。
一定の緊張感を持ちつつ、気配を消して「欲」を消し去り、風景に同化するように心がけて、タツに潜むのです。

 

そして、もう一つの相棒がこの刃物。

f:id:hynm_yamazawa:20171219234925j:plain

叉鬼山刀(マタギナガサ)/西根打刃物製作所

これは必ず山に入る時は持って行きます。持ち手が袋状になっていることから「袋ナガサ」と呼ばれますが、この筒に棒を固定することで「槍」としても使えるマタギ達の刃物。

今回は4寸5分のものを使いましたが、別用途で7寸も使っています。
7寸は「鉈」として使用することもできますが、この4寸5分は鋭利な刃先で、放血がしやすく、脂肪が付着しても切れ味が持続することから重宝しています。

 

そして、今回の最大の目的が、日々廃棄されている「皮」を「革」にすること。
まずは、試作革の製作からスタートします。さて、どうなることやら。