J.S.Homestead 別注モデル。

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JOURNAL STANDARD表参道店の地下に続く階段を下りると「J.S.Homestead」さんはあります。床材のアンティークタイルが醸し出す瀟洒な佇まいに心奪われる空間。

 

 

まだまだ暑いですが、モールスキンを使用したJ.S.Homesteadさん別注の「Field Work Shirt」をご紹介させていただきます。

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【col.】Red、Khaki、Navy、Blackの全4色展開。
【price】¥28,000+tax

 

 

「もっと奥深い表情を作りたい」

 

試行錯誤の末、糸に陰影を作るために「壁撚り糸」を作ることにしました。「壁撚り」とは、強い撚りをかけた太い糸に、無撚りの細い糸を巻きつけたもので、太い糸の撚りが戻る(伸びる)際に、細い糸が巻き込まれて絡みつくのです。これを壁撚り糸といいます。

糸自体が立体的な構造になっているんです。

これを使って生地を織ることでシボ(凹凸)が表面に生まれ独特のヴィンテージ感を醸し出します。また、仕上げにおいても現代的な加工は行なっておらず、綿本来の風合いを最大限表現した素材に仕上げております。

 

この商品に限らず、TAKE & SONSの多くの商品は、ワンウォッシュされているだけです。過度な後加工(ヴィンテージ加工のような)はされておりません。

これは当社が「着込むほどに身体に馴染み『味』が出る」というHeavy Dutyウェアが持つ本来の魅力(エージングによる味わい)をお楽しみいただけるように。と考えているからです。

お客様のご着用によってエージングされた時、この商品は真の姿を見せます。
世界に1つのヴィンテージが完成するのです。

 

 

未だ猛暑ではありますが、いずれ「時」はやってきます。
ならば、今から目を付けておこうではありませんか!

 

お暑い中ではございますが、是非とも店頭でご覧くださいませ。

お取り扱いに関しては、最寄りのJ.S.Homestead店舗へお問い合わせください。

Shooting Vest 再び。

渾身の一撃とは、このベストかもしれない。

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約9ヶ月に渡って、構想〜完成までを雑誌HUNTさんで連載してきた「射撃用ベスト」です。

射場で必要とされるスペックは元より、ファッションとして街で着ることも想定したこのベストを、2018AWシーズンも継続してSHIPSさんでお取り扱いいただきます。現在店頭にて販売中!

 

さらに、SHIPSさんではShooting Shirtもお取り扱いいただいていることから、こんなスタイリングが可能となります。

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Shooting Shirt ¥26,000+tax
Shooting Vest ¥26,000+tax 

 

是非、店頭でご覧くださいませ。

蝉時雨

朝の5時半に犬の散歩に出かける。

 

この時期、太陽の照り返しを考慮すると、このくらいの時間に行かなければならないのが若干辛くもある。
1時間散歩して6時半まで。6時頃から私は汗だくになっていることを思うと、この時間に出るのは自分のためでもある。と思うことにしている。

 

公園には既に「蝉時雨」が降り注いでいた。

近隣のお宅はうるさくないのだろうか?
きっと、そんなことないのでしょう。

蝉の鳴き声も強烈な音ですが、我々人類が作り出している「騒音」とは音の質が違います。蝉時雨に「夏」を感じつつ、ふと目をやると、

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木の根元に無数の穴が、、、

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穴の正体は蝉でした。
今まさに羽化して成虫になる瞬間です。

 

蝉時雨とは、蝉が一斉に鳴いている音を「時雨」に例えた言葉なのだそう。
お洒落なセンスを持っていますね。日本人は。

 

犬の散歩に。

いよいよ東京も梅雨があけましたね。なんでも観測史上、最速なんだとか。

 

梅雨があけると、犬の散歩は早朝に行かざるをえません。アスファルトの照り返しで犬がやられちゃうので。

 

散歩にはエチケットとして多少のGearが必要です。「ギア」という表現は少々オーバーではありますが「歯車がかみ合っている」という意味で「装備品」などを指すことから私はそう呼んでいます。

愛犬家の皆様が持ち歩いているポーチにそれらが収納されているんですが、これが手持ちだと都合が悪いんですね。そこで私はこれを使っています。

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TAKE & SONS『Tackle Bag』です。

本来は渓流で使用するものです。不本意ながら犬の散歩に使ってみて、実に便利だということに気付きました。

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まず、身体の前面にフィットするバッグは使い勝手が良いです!
そして、このバッグには外部収納としてロッドテープやDカン等、クイックアクセスに対応する仕掛けがあります。ここにカラビナを介して使用済みのエチケット袋などを外側に吊り下げることができます。

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走っても安定してますね。
この時、ショルダーテープを引いてバッグポジションをやや背中側にするのがオススメです。

遊びにしては、やりすぎたかも。

展示会に向けて作業に没頭する日々には「相応の遊び」が必要だ。ということで、以前からカッコ良くしたいと思っていたDefenderのロードエリア改装に着手しようかと。


走行時の「音」も気になるところ。
ついでにビス跡などの細かな穴埋め。タイヤが巻き上げる土砂が入り込まないようにしっかり補修したい。

その手間を考えるとこれまで億劫でしたが、ここに着手するのはいい機会かもしれない。

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まず、ロードエリアから椅子やパネル、マットといった全ての内装を取り出し、錆落としと補修を行ってから、必要に応じて塗装します。

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諸々を取り外すとやっぱり出現しました。余計な穴が、、、ここから「外」が丸見えです。確実に補修対象ですね。

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料理で言うところの「下準備」が終わったら『Dynamat』を貼ります。

これは防音シートですが、断熱性も上がるのでは!?と密かな期待をしています。この車、夏の暑さと冬の寒さは尋常じゃないんです。

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パネルはチェッカープレートにし、ブラック塗装を施しました。
完全固定できる部分はリベットで固定します。

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インナーロールケージには、銃に使用する「CAMO FORM」を巻いてみました。

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床をデッキにして完成!

あくまでも休憩時間にやっていることですが、ここまでで10日ほどです。汗だくになりながら。

 

展示会まで2ヶ月ほど。今は追い込み作業中。
忙しい時ほど「遊び」にも集中しちゃうんですね。不思議なものです。

ここのところ、

気が付くとGHOSTになってたわたし。

ここのところ忙しくて書けていませんでした、、、書かなくなるとズルズルとそのままGHOSTになってしまうんですね〜

 

銃砲検査会も終わり、我が猟友会の懇親会が本部の渋谷で開催されました。その写真を忘れてしまい、何たる失態かと思うこの頃。

渋谷は都内でも最大規模の会員数を誇ります。こうして一堂に会すると、いろんな人がいますね〜
多くは先輩ですが「普通」という定義が分からなくなりますよ、、、私も含めてきっと変わっているんでしょう。

 

会場での話しついでに、ガンロッカーに置きっぱなしの遠射用の銃にスコープを付けなければならなかったのを思い出し、早速取り付け作業開始。
これまで「後回し」にしていたおかげで、昨年稼働日数0日のこの銃をなんとかしなければならない。

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調整の過程では、ある程度の距離を必要とします。そこで、窓から外をスコープ越しに見ますが、これを誰かに見られたらアウト。
狙撃と思われないように注意が必要だ。そうでなくともスコープ越しなので「のぞき」と紙一重の状況に陥っている自分がいる。

 

こんなことをしながらも、現在は黙々と「2019春夏シーズン」の作業をしています。そんなわたくしめですが、先日『SHIPS MAG』さんの取材を受けてきました。よかったらクリックの上、ご覧くださいませ。

Willis & Geiger

Willis & Geigerというブランドに出逢ったのは、私がまだ学生時代の90年代半ばだったと思う。たまたま訪れた古着屋さんで手にしたのが「ヘミングウェイ・ジャケット」だった。

当時、既に20年近く経っていたのではないだろうか。そのくたびれて埃っぽいジャケットを見たときの強烈な印象が忘れられない。歴史を纏う「本物」の洋服が持つ存在感がそこにありました。

 

あれから30年。

 

この度、期せずしてSHIPSさんから「サファリ・ジャケット再生」の依頼が来たのだ。依頼内容は、ディテールの抽出は正確に。クラシックから現代的なフォルムへと生まれ変わらせること。

 

「歴史」に対する挑戦がここにあります。

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まずは素材の分析から。本家は「340 Cotton Bush Poplin」と呼ばれる高密度コットンの平織り生地を使用しています。設計の詳細は割愛いたしますが、汗の発散による着用時の爽やかさや、天候に対する機能面などに優れた素材は、同社が開発したアウトドア・ファブリックです。

 

これに対し、我々はアプローチを同一としながらも、最新の革新織機を用いて「超高密度」に織り上げた「Ventile」を使用しています。より撚糸回数を増やし、限界に達する糸の打ち込み本数で、アウトドアに対する機能性の向上に加え、副産物として美しい表面光沢を手にしました。このことで、従来のアウトドア用途に加えて、都会的にモダンな着こなしにも対応できるジャケットとなったのです。

 

当時の製品を見ると、カジュアルジャケットではありますが、縫製の細かさや設計の緻密さを見て取れました。しかしパターンの設計はあくまでもカジュアルです。

私は、この製品の設計ポイントは、衿と袖にあると感じました。
ラペルジャケットに近い精度で設計がなされた衿は、しっかりとキマるので、その佇まいは大人びるものです。次に、迫力のある袖のボリューム。これは動作を妨げないために必要な運動量の確保と同時に、このジャケットの「男らしさ」を決定的なものにしていると思いました。

 

それらを踏まえた上で、本作には「肩まわり」にもラペルジャケットの設計を取り入れています。立体的な構造にするためです。このことで着用感はより軽やかなものへと進化しました。同時に、全体的なリバランスを行い、この商品は「再生」されたのです。

 

 

本家サファリ・ジャケットが現存するように、いつの時代にも廃れない「本物」が存在します。今回、制作させていただいたサファリ・ジャケットもその血筋と言えます。

古き良きものが、時代の流れに合わせて変化することは必然といえるのではないでしょうか。

本作には現代の日本の技術が色濃く投影されています。このジャケットが時と共に味わいを増し、末長くお客様に愛されることを祈っています。

 

最後になりますが、この企画にご賛同いただいた多くの企業の皆様、そして貴重な経験をさせていただいた株式会社シップスのご担当者様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を言わせていただきます。